売主が知っておくべき対応術
不動産の売却を進めていると、購入希望者から「少し安くなりませんか?」と価格交渉を受けることがあります。
突然の申し出に戸惑ったり、「断ったら買ってくれないのでは」と不安になったりする方も多いのではないでしょうか?
今回は、価格交渉を受けたときに売主として知っておくべき考え方と対応のポイントをご紹介します。
■ なぜ価格交渉が起こるのか?
買主にとって不動産は大きな買い物。少しでも安く購入したいという気持ちは自然なものであり、
交渉は「買う意思がある」前提で行われることが多いです。
「金額次第では本気で買いたい」という前向きなサインでもあるため、慌てず冷静に対応することが大切です。
■ 売主がとるべき3つの対応策
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即答しない。まずは持ち帰って考える
その場で判断する必要はありません。不動産会社と相談しながら冷静に検討しましょう。 -
価格以外の条件もセットで見る
たとえば「引き渡し時期が早い」「現金購入でローン審査不要」「修繕の要望がない」など、
価格以外の条件が好条件であれば、少しの値引きに応じるメリットもあります。 -
最低ライン(指値)をあらかじめ決めておく
売主として「ここまでならOK」と思える価格をあらかじめ想定しておくことで、
交渉が入ったときに迷いなく判断できます。
■ 安易に応じないことも大事
「安くしないと売れないのでは…」と思い込んで、焦って大きく値下げしてしまうのは避けたいところ。
売却開始から日が浅い場合は、強気の姿勢を保つことが成功につながるケースもあります。
経験豊富な不動産会社であれば、**「他にどんな検討者がいるか」や「相場とのバランス」**も踏まえたアドバイスがもらえます。
まとめ
価格交渉は、売却活動の中でよくある場面のひとつ。
大切なのは、感情で判断せず、事前に方針を決めておき、条件を整理したうえで冷静に対応することです。
当社では、価格交渉を含めた売却の流れを一つひとつ丁寧にサポートしています。
「どこまで値引きに応じるべきか迷っている」「交渉されて不安になった」など、どんなことでもお気軽にご相談ください。