住宅ローンが残っていても家は売れる?売却の流れと注意点

「まだローンが残っているけど、家を売ることってできるの?」
これは、お客様からよくいただくご相談のひとつです。

結論から言うと、住宅ローンが残っていても家を売ることは可能です。実際に、多くの方が住み替えやライフスタイルの変化に伴ってローン付きの自宅を売却しています。

今回は、ローン残債がある場合の売却の流れと、気をつけたいポイントをご紹介します。


■ 売却の基本的な流れ

  1. 現在のローン残高を確認する
     まずは、金融機関から「残高証明書」などを取り寄せ、今どれくらいのローンが残っているかを把握しましょう。

  2. 不動産会社に査定を依頼する
     自宅がいくらで売れそうか、無料査定で相場を知ります。
     この時点で、売却価格とローン残債のバランスを確認するのがポイントです。

  3. 売却活動をスタート
     媒介契約を結び、ポータルサイトやチラシなどで販売活動を開始します。

  4. 売買契約 → 決済・引渡し
     買主が決まると、契約を経て引渡しとなります。
     この「引渡しと同時にローンを一括返済」することで、抵当権を外す手続きを行います。


■ 注意点① 売却価格がローン残高を下回るとき

売却価格 < ローン残債 となる場合は、「オーバーローン」と呼ばれます。
この場合、差額を自己資金で補う必要があります。

もし自己資金が用意できない場合は、「任意売却」など、専門的な方法もありますので、早めのご相談が重要です。


■ 注意点② 新居購入とのタイミング

住み替えを検討されている場合、「売却が先か?購入が先か?」という判断も大切。
ローンの重複や仮住まいの必要性など、それぞれのケースに合わせて最適な流れをご提案いたします。


■ まとめ

住宅ローンが残っていても、家は売却可能です。
ただし、「ローン残高の確認」と「資金計画」はとても大切。
不安な点は、私たち不動産のプロにぜひご相談ください。

お客様の状況に合わせて、ベストな方法をご一緒に考えさせていただきます。