放置していると損する理由と、今すぐできる対策
「誰も住んでいない家があるけど、今は特に使っていない…」
そんな空き家を長年放置していませんか?
実はそのままにしておくと、「特定空家」に指定され、税金が大きく上がるなどのリスクがあることをご存じでしょうか?
今回は、空き家の所有者が知っておくべき「特定空家」とは何か、どうすれば防げるかをわかりやすくご紹介します。
■ 特定空家とは?
「特定空家」とは、国の空家対策特別措置法に基づき、自治体が以下のような空き家を指定する制度です。
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倒壊や屋根の落下など、周囲に危険を及ぼす恐れがある家
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ゴミや雑草の放置など、衛生上・景観上の問題がある家
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適切に管理されておらず、明らかに「放置されている」状態の家
※市区町村の職員が現地を調査し、必要に応じて「特定空家」として正式に指定されます。
■ 特定空家になるとどうなる?
▷ 固定資産税の軽減措置が解除される
通常、住宅用地には「固定資産税が最大1/6に軽減される特例」がありますが、
特定空家に指定されると、この特例が適用外となり、税金が一気に数倍になるケースもあります。
▷ 行政からの「指導・勧告・命令」や「強制代執行」
改善が見られない場合、市区町村からの「助言 → 指導 → 勧告 → 命令」と段階を経て、
最終的に行政代執行で強制的に解体・費用請求される可能性もあります。
■ どうすれば特定空家を防げる?
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定期的な点検・草刈り・清掃を行う(最低年2〜3回)
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郵便物を放置しない(生活感の欠如は放置の証拠になります)
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早めに売却・賃貸・解体などの方向性を決める
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現地に行けない場合は、管理代行サービスを利用する
■ まとめ
空き家を放置することで、税金・安全・近隣トラブル・資産価値低下といったリスクがどんどん膨らんでいきます。
「今は使わないけど…」と後回しにせず、早めに方針を立てることが大切です。
当社では、遠方からの管理相談・売却・解体・片付けまで、ワンストップでサポートしております。
「うちの空き家、そろそろ危ないかも?」と感じたら、どうぞお気軽にご相談ください。