3月14日はホワイトデー。バレンタインデーにチョコレートをもらった人が、お返しをする日として知られていますが、その由来や本来の意味を知っていますか？今回は、ホワイトデーの歴史や日本独自の文化、定番＆意外なお返しギフト、そして楽しみ方をご紹介します。
1. ホワイトデーの由来とは？
ホワイトデーは日本発祥の文化で、バレンタインデーのお返しをする日として広まりました。その起源には諸説ありますが、特に有名なのは以下の2つの説です。
① 老舗菓子メーカー「石村萬盛堂」説
福岡の和菓子店「石村萬盛堂」が、バレンタインのお返しとしてマシュマロを贈る習慣を提案し、「マシュマロデー」として販売したのが始まりと言われています。
② 全国飴菓子工業協同組合の制定
1978年、全国の飴菓子メーカーが「バレンタインデーのお返しの日を作ろう」と発案し、「ホワイトデー」と名付けました。白は「純粋な愛」を象徴する色とされ、マシュマロやキャンディが贈られるようになりました。
このように、ホワイトデーは欧米にはない、日本独自の文化として定着しています。
2. ホワイトデーの定番お返しギフト
ホワイトデーには、相手との関係性に合わせてさまざまなお返しが選ばれます。
① 定番のスイーツ系ギフト
- マシュマロ：発祥の由来になったスイーツ。軽やかで上品な印象。
- キャンディ：長く楽しめることから「関係が続く」という意味を持つ。
- クッキー：「友達として」といった意味もあるため、義理チョコのお返し向け。
- チョコレート：バレンタインのお返しとして、上質なチョコを選ぶのも◎。
- マカロン：特別感のあるスイーツで、本命向けの贈り物にぴったり。
② 甘いものが苦手な人向けのお返し
- 紅茶・コーヒー：上質なドリンクは、スイーツと一緒に贈るのもおすすめ。
- ナッツやドライフルーツ：健康志向の人にも喜ばれるギフト。
- 高級おせんべいや和菓子：甘いものが苦手な人にも贈りやすい。
- ハンドクリームやアロマグッズ：スキンケア用品や香りのアイテムも人気。
3. ホワイトデーをもっと楽しむアイデア
ホワイトデーは、ただ「お返しをする日」ではなく、大切な人に感謝や愛を伝えるチャンス。ギフトだけでなく、特別な時間を過ごすのも素敵な方法です。
① デートを企画する
本命の相手には、プレゼントとともにディナーやお出かけを計画してみては？夜景の見えるレストランやカフェでのティータイムなど、特別な時間を共有しましょう。
② 友達同士で「ホワイトデーパーティー」
最近は「友チョコ」文化の広がりとともに、ホワイトデーも友達同士で楽しむことが増えています。スイーツを持ち寄って、楽しい時間を過ごすのもおすすめです。
③ 家族に感謝を伝える
バレンタインで手作りのお菓子をくれた家族や子どもに、お返しをするのもホワイトデーの楽しみ方のひとつ。
4. ホワイトデーに気をつけたいこと
お返しをする際には、以下のポイントに気をつけましょう。
① 「お返しの意味」に注意する
ホワイトデーのお菓子には、贈るものによって意味があると言われることもあります。例えば、マシュマロは「気持ちを包み込む」、キャンディは「好き」、クッキーは「友達のままでいたい」など。ただし、これはあくまで一説なので、気にしすぎる必要はありません。
② お返しの金額に気をつける
一般的に、ホワイトデーのお返しは「もらったものの1.5〜3倍」が目安と言われています。ただし、義理チョコへのお返しで高価すぎるものを贈ると、相手が気を遣ってしまうこともあるので、バランスを考えることが大切です。
③ 何もお返ししないのはNG
バレンタインにチョコをもらったのに何もお返ししないのは、相手に悪い印象を与えることも。たとえ義理チョコでも、感謝の気持ちを込めて小さなギフトを用意すると良いでしょう。
まとめ
ホワイトデーは、バレンタインデーと並んで大切な人に気持ちを伝える特別な日。甘いものが苦手な人向けのギフトや、体験型のプレゼントを選ぶなど、相手に合わせたお返しを工夫するとより喜ばれます。今年のホワイトデーは、ただのお返しではなく、心のこもったプレゼントや時間を贈ってみてはいかがでしょうか？