不動産を複数人で所有している「共有名義」の場合、売却する際には単独所有の不動産とは異なる手続きや注意点があります。
「共有者が売却に同意してくれない…」
「手続きが複雑そうで、どう進めればいいかわからない…」
そんな悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか?
今回は、共有名義の不動産を売却する方法や注意点について詳しく解説します。
🏠 共有名義の不動産とは?
不動産の**「共有名義」とは、一つの物件を複数人で所有している状態**を指します。
例えば、
- 夫婦で共同購入した住宅
- 親の相続で兄弟姉妹が共有する土地
- 投資用不動産を共同出資で購入
などが共有名義の典型的な例です。
ただし、共有名義の不動産は、売却の際に全員の合意が必要となるため、手続きがスムーズに進まないこともあります。
📝 共有名義の不動産を売却する3つの方法
共有不動産の売却方法には、以下の3つの選択肢があります。
① 共有者全員の合意を得て売却する(もっともスムーズな方法)
- 共有者全員が合意すれば、通常の不動産売却と同じ手続きで売却可能。
- 売却代金は持分割合に応じて分配される。
- トラブルを防ぐため、事前にしっかり話し合いを行うことが重要。
📌 メリット
✔ 売却がスムーズに進みやすい
✔ 高額売却が可能
📌 デメリット
✔ 共有者全員の同意を得る必要がある
② 共有者の持分のみを売却する
- 共有名義の不動産は、持分(共有持分)ごとに売却が可能。
- ただし、一般の買主には持分のみの購入は敬遠されるため、不動産投資家や専門の買取業者へ売却するケースが多い。
📌 メリット
✔ 共有者の同意が不要(自分の持分だけ売れる)
✔ すぐに現金化しやすい
📌 デメリット
✔ 持分のみの売却は市場価値よりも安くなる傾向がある
✔ 他の共有者とトラブルになる可能性がある
③ 共有者の持分を買い取る(単独名義にする)
- 他の共有者の持分を買い取ることで、単独名義に変更し、自由に売却できるようになる。
- ローンを組んで買い取ることも可能(ただし、金融機関の審査が必要)。
📌 メリット
✔ 自由に売却できるようになる
✔ 持分の買取交渉が成立すればスムーズに手続き可能
📌 デメリット
✔ 買い取るための資金が必要
✔ 共有者が希望価格で売ってくれるとは限らない
⚠️ 共有名義の売却時の注意点
📌 1. 共有者間で意見が合わないと売却が難航する
- 共有者の誰かが売却に反対すると、スムーズな売却ができなくなる。
- 事前にしっかりと話し合いを行い、お互いの意向を確認することが重要。
📌 2. 共有持分のみの売却は価格が安くなる
- 一般的な買主は「持分のみ」の不動産を購入しづらいため、市場価格よりも安くなる傾向がある。
- 買い手が見つからない場合は、持分買取業者への相談が有効。
📌 3. どうしても売れない場合は「共有物分割請求」を検討
- 裁判所を通じて不動産を分割・売却する方法。
- 最終手段として使われるが、時間と費用がかかるため慎重に判断する必要がある。
✅ まとめ
共有名義の不動産を売却する方法は、以下の3つ。
1️⃣ 共有者全員の合意を得て売却する(もっともスムーズ)
2️⃣ 自分の持分だけを売却する(ただし市場価格より安くなる)
3️⃣ 他の共有者の持分を買い取る(単独名義にすれば自由に売却可能)
📌 売却をスムーズに進めるためのポイント
✅ 共有者全員と事前にしっかり話し合う
✅ 共有持分の買取・売却について専門家(不動産会社・弁護士)に相談する
✅ どうしても合意が得られない場合は、法的手続きを検討する
共有不動産の売却は、共有者との合意形成がカギです。
トラブルを避けるためにも、専門家に相談しながら慎重に進めましょう!