売却時にリフォームは必要?しない方が良いケースも

1. リフォームすれば高く売れる?

多くの方が「リフォームしてから売った方が高く売れるのでは?」と考えます。
確かに、設備が新しく清潔な物件は印象が良く、内覧時の評価も高まりやすいです。
ただし、すべてのケースでリフォームが正解とは限りません。


2. リフォームが有効なケース

  • 築年数が比較的新しい(10〜20年以内)
     → 少しの修繕で見た目が大きく改善し、成約につながる。

  • 競合物件との差別化が必要なとき
     → クロスや床の張替えなど、低コストのリフォームで印象アップ。

  • 購入層がそのまま住みたい層のエリア
     → “即入居可”をアピールできると反響が増えやすい。


3. リフォームしない方が良いケース

  • 築30年以上など、建物の老朽化が進んでいる場合
     → 買主が建替えを前提にしていることが多く、リフォーム費用を回収できない。

  • リノベーション需要が高いエリア
     → 「自分好みに改装したい」買主が多いため、リフォーム済みだと逆に敬遠されることも。

  • 予算をかけすぎてしまう場合
     → 売却価格に上乗せできず、結果的に赤字になるケースも。


4. リフォーム以外で印象を良くする工夫

  • 室内クリーニングや荷物の整理で“清潔感”を出す

  • 明るい照明やカーテンで“明るさ”を演出

  • 売却用写真をプロに撮影してもらう
    こうした低コストの工夫でも反響は大きく変わります。


5. 判断のポイント

  • 「築年数」「立地」「ターゲット層」を踏まえて検討する

  • 不動産会社に“リフォーム前後の想定価格”を試算してもらう

  • 無理に費用をかけず、“効果が見込める部分だけ”整える


💡 まとめ
売却前のリフォームは、**“すべき物件”と“しない方が良い物件”**があります。
ポイントは「費用対効果」と「購入層のニーズ」。
まずは専門家に相談し、現状のまま売るのか、部分リフォームをするのか、最適な判断を見極めましょう。