売買契約当日の流れ①

 
売買契約当日の流れは、下記のような流れになります。
 
・売主・買主の顔合わせ、挨拶
・契約書・重要事項説明書・付帯設備の確認の読み合わせ
・契約内容の確認
・契約書等に記名押印
・手付金の授受
・決済に向けての打ち合わせ、不動産会社への仲介手数料の支払い
 
契約はこのように進みます。
確認する内容にもよりますが、時間にして2時間程度でしょう。
ちなみに、重要事項説明は買主さんに向けて行います。
その為、会社によっては買主さんは契約の前日までに説明を受けるか、当日売主さんより30分くらい早く来て先に説明を聞くことがあります。
その場合、重要事項説明が終わるころに、売主さんが到着するという段取りになります。
 
では、流れの中から2つのポイントをお話ししていきます。
 
・契約内容の確認
契約の前日までに事前に送られてきた案を読んで、内容を確認しておきましょう。
買主さんも同様に契約内容を事前に確認しているはずです。
不動産会社が契約書を読み上げますので、よく聞いて下さい。
このとき、今まで気がつかなかった疑問点がポンと出てくることがよくあります。
この疑問点は、必ずメモしてください。後で不動産会社や買主さんに確認しておく必要があります。
 
付帯設備の確認も同様です。
気がついた点は必ずメモしておきましょう。
ふと気づいた小さな疑問点が、実は大きな問題だったという可能性があります。
 
最後に不動産会社が「何か質問はありますか?」と聞きますので、記名押印の前に、必ず疑問点は解決してください。
これは買主や不動産会社に対し失礼なことではありません。
後のトラブルを回避することになるのです。
 
・契約書への記名押印
具体的な段取りとしては、まず名前や住所を全部書いた後に、まとめて印鑑を押していきます。
たくさんの書類に住所と名前を書かなければいけないため、あわてて書かれる方が多いですが、落ち着いてゆっくり書いて構いません。
 
次回も引き続き契約当日の流れについて、ご説明します。