排水溝の掃除のコツは?②キッチン

「排水溝はどう掃除をすれば良いの?」
「排水溝が汚れるのはどうして?」
「掃除するのに便利な洗剤って?」

自宅のよく使う水回りの排水溝掃除は、ポイントを抑えると、掃除初心者や苦手な人でも、手間をかけずにキレイにできます。
なぜなら、排水溝の汚れはパターン化されていて、汚れを効率的に掃除する方法や洗剤が決まっているためです。

そこで今回は、キッチンシンクの掃除方法とともに、汚れの原因やキレイを保つ方法に加え、排水溝掃除に便利な洗剤を順番にお伝えします。

 

キッチンシンクの排水溝の掃除方法

キッチンシンクは食事や料理の前後で使い、汚れもたまりやすいため、排水溝の掃除は定期的な実施が望ましいです。

キッチンシンクの掃除をする際にも、キッチンシンク特有の汚れに合わせて掃除をすれば、見違えるようにキレイになります。

 

キッチンシンクの排水溝のつまり・汚れの原因

キッチンシンクの排水溝のつまりや汚れは、4つの原因があります。

キッチンシンクでは皿洗いだけでなく、料理で出た油・アク・かすなども流すため、汚れる原因は幅広いです。

つまり・汚れの原因 つまり・汚れへの影響
油汚れ 排水溝に流れて固まると固体になり、ぬめりの原因になる
細かな食べかす 堆積すると、排水溝への水の流れを妨げたり、ヘドロの原因になる
洗剤のかす 雑菌のエサになり、ヘドロの発生原因になる
カルキ汚れ 水道水のミネラル分が乾燥してできる汚れで、悪臭やカビ繁殖の原因になる

キッチンシンクの排水溝における場所やパーツによって汚れも異なるため、それぞれに適した掃除方法でキレイにしましょう。

 

キッチンシンクの排水溝掃除の実例

排水口のゴミ受けは塩素系漂白剤のキッチンハイターを吹きかけ、使い古しの歯ブラシでこすり洗いをしてキレイにします。
次に排水溝は、パイプクリーナーを流し入れ、排水口を堰きとめて40〜50度のお湯を溜め、一気に流す水圧の力も借りて汚れ落としをしています。
さらに、排水溝の奥によくあるN字排水管を外して、塩素系漂白剤を吹きかけてこすり洗いをした後、汚れを流さず拭き取るのがポイントです。

キッチンシンクの排水溝のつまりや臭いにが気になっているならば、排水口・排水溝・排水管の順番に掃除を進めていきましょう。

 

キッチンシンクの排水溝掃除その1:排水口部品の掃除方法

キッチンシンクの排水溝をキレイにするためには、排水口の入り口にあたる蓋・ゴミ受け皿・排水トラップをキレイにしておく必要があります。

排水口の入り口にある各種パーツのぬめりは油由来であるケースが多いため、アルカリ性の洗剤である重曹や酸素系漂白剤の利用が効果的です。
例えば、重曹を振りかけて、細かい部分を中心に使い古しの歯ブラシでこすります。
汚れがひどい場合には、40〜50度くらいのお湯に過炭酸ナトリウムを入れて、パーツを付け置きしておくと汚れが落ちやすくなります。

汚れがひと通り落とせたら、洗剤が残らないように水やぬるま湯でしっかり流しましょう。


キッチンシンクの排水溝掃除その2:排水口の掃除方法

キッチンシンクの排水口の掃除は、酸素系漂白剤を使うと効果的かつ安全に汚れを落とせます。
同じアルカリ性で洗浄力の高い塩素系漂白剤を利用する際、排水口の近くに生ごみなどがあると、中和反応で塩素が発生する危険性があるためです。

排水口の周りに水を貯められるよう、ラップなどで蓋をして、その後に過炭酸ナトリウムを入れて最低でも1時間ほどつけ置きします。
一晩つけ置きすると、ぬめり取りに加え隅々まで除菌もできます。
蓋の代わりにぬるま湯を入れたビニール袋を置き、そこに排水口パーツをつけ置きしておけば、作業の効率性が高まり一石二鳥です。

つけ置きが終わったら、水かお湯で洗い流し、排水口パーツを元に戻せば、キッチンシンクの排水口も掃除も完了です

 

キッチンシンクの排水溝掃除その3:排水管の掃除方法

キッチンシンクの排水口の中やその奥の排水管でつまりを感じた場合には、パイプクリーナーやワイヤーブラシが有効です。
排水口の中や排水管がつまる主な原因は油汚れやゴミ受け皿をすり抜けた小さなゴミの堆積等が挙げられます。

市販のパイプクリーナーは、利用場所に合わせて製造されている商品も多いため、キッチンシンク用を選択し、指定の使用方法に従いましょう。
また、物理的にごみを流し出したい場合には、ワイヤーブラシの利用が効果的ですが、やりすぎると排水管を痛めるため、やりすぎには注意が必要です。

排水管の掃除は排水口の掃除をする際に合わせてすると、つまりや悪臭の原因になる汚れも溜まりにくくなるため、定期的に掃除をしましょう。

 

キッチンシンクの排水溝のキレイを保つ方法

キッチンシンクの排水溝をキレイに保つ方法として、効果的な方法は4つあります。
いずれも特別な道具や技術は必要なく、誰でも取り組める方法ばかりです。

1.アルミホイルをヘアキャッチャーに入れておくと、金属イオンの殺菌効果でぬめりを防止
2.油が付いている食器は、洗う前にキッチンペーパーなどでふき取って、油汚れの付着を予防
3.排水口のゴミ受けにある生ごみは1日ごとに掃除
4.皿洗いの仕上げに熱めのお湯で洗い流して、油汚れの堆積を防止

キッチンシンクを利用する際の習慣行動に一つでも多く取り入れ、掃除後のキッチンシンクの排水溝をキレイを保ちましょう。