相続不動産を兄弟で共有している場合の売却手順

1. 共有不動産の基本ルール

相続によって不動産を兄弟で共有した場合、その不動産は「共有持分」という形で分けられます。
例えば、兄と妹で2分の1ずつ相続した場合、どちらか一方の判断だけで売却することはできません。
売却には原則として全員の同意が必要になります。

2. 売却のためのステップ

① 相続登記を済ませる

まず、不動産の名義を相続人全員の名前に変更する「相続登記」が必要です。
登記を済ませていない状態では売却活動を進めることはできません。

② 共有者全員で話し合う

売却するかどうか、売却価格やタイミングなどを共有者全員で協議します。
後々のトラブルを避けるため、口頭だけでなく書面にまとめておくのが安心です。

③ 売却方法を決定する

  • 不動産全体を売却する:最もスムーズな方法。売却益を持分割合で分配します。

  • 他の共有者に持分を買い取ってもらう:兄弟の一人が住み続けたい場合などによく選ばれる方法です。

④ 売買契約と分配

不動産全体を売却した場合、得られた代金は持分割合に応じて分けられます。
分配方法や費用負担についても事前に合意しておくと安心です。

3. トラブルを避けるための工夫

  • 税金の知識を確認する:相続不動産の売却には「相続空き家の特例」など税制優遇が使える場合があります。

  • 専門家を交えて調整する:司法書士や不動産会社に相談し、手続きや分配をサポートしてもらうと安心です。

  • 早めの対応が重要:兄弟間で意見が合わずに時間が経つと、不動産の価値が下がったり、固定資産税の負担が続いてしまいます。


💡 まとめ
相続不動産を兄弟で共有している場合、全員の同意を得て進めるのが基本です。
「全体を売る」「持分を買い取る」など方法はいくつかありますが、早めに専門家へ相談することでスムーズな解決につながります。