電気ガス水道の契約はいつすればいいのでしょうか?引っ越しの手続きときいて、どんなことを思い浮かべますか?引っ越しの日取りが決まったら、電気やガス、水道といったライフラインの手続きはもちろん、役所には住所変更の書類を提出しなければなりません。
やらなければならないことが盛り沢山の引っ越し!
「あ!忘れた!」なんてことにならないよう、しっかり手続きのリストを作っておきましょう。
【引っ越しの手続きリスト】時系列で必要書類などを順番に解説
タイミング | イメージ |
---|---|
すぐに始める | |
引っ越しのh1~2週間前まで | |
引っ越し当日 | |
翌日以降 |
引っ越し時期は、気持ちもソワソワしがち。
「うっかりミス」が起こらないよう、作ったリストはこまめに確認しましょう!
忙しいときはリマインダーアプリなどを使うのもおススメです。
引っ越しが決まったら始める手続きリスト一覧
引っ越し手続き | 場所 | 流れ |
---|---|---|
賃貸物件の解約 | 管理会社・不動産屋・大家 | 電話の上必要書類を提出 |
転居ハガキの作成 | 自宅 | 新しい住所のお知らせ |
子供の転校や転園 | 学校・保育園・幼稚園 | 担任に連絡の上必要書類を提出 |
ネットや電話 | 自宅 | 解約日と開始日の連絡 |
火災保険や地震保険 | 自宅 | 電話の上必要書類を提出 |
粗大ゴミの処分方法 | 自宅 | 自治体に申し込みの上、指定された料金のシールを購入。指定日に指定場所にゴミ出し |
賃貸物件の解約手続き
賃貸物件に住んでいる場合、引っ越しが決まったら、今住んでいる家の解約手続きを進めましょう!
ほとんどの賃貸物件では、退去の1~2ヶ月前に解約の旨を不動産会社に連絡する必要があります。あらかじめ、契約書の内容を確認しておくことが大切です。
また、駐車場(月極)を利用している場合は、こちらの解約手続きも進めていかなければなりません。うっかり忘れてしまいがちなので、リストの中に入れておきましょう!
転居ハガキの作成
転居ハガキとは、「引っ越ししたこと」と「引っ越し先の住所」をお知らせするもの。
他の引っ越し手続きと異なり、「絶対にやらなければいけない」ものではありませんが、年賀状などのやり取りをしている人には、新しい住所を伝えるのがマナーとされています。
一人暮らしだと面倒に感じるかもしれませんが、すぐに使えるテンプレートなども多く出ているので、次の物件が決まった段階で準備しておくのがベターです。
子供の学校の転校や転園の手続き
学校や保育園・幼稚園などの転校、転園手続きが必要な場合は、まず担任の先生に連絡しましょう。その後は同じ自治体内での引っ越しなのか、別の自治体への引っ越しなのかで手続のフローが変わってきます。
また、公立校なのか私立校なのかによっても変わってくるため、どんな手続きを行う必要があるのかあらかじめ確認しておく必要があります。
インターネット回線・電話・CS放送などのサービス移行
引っ越し日が決まった段階で、インターネット回線や電話、CS放送などの手続きを済ませましょう。
具体的な手続き方法は契約各社によって異なりますが、まずは今のサービスを継続して利用するかどうかを決めます。
解約する場合は解約手続きを、引っ越し先でも契約を続ける場合は住所の変更手続きを行いましょう。
火災保険や地震保険の住所変更
引っ越し先の住所が決まったら、火災保険や地震保険の保険会社に住所変更の連絡をする必要があります。
電気・水道・ガスといったライフラインとは異なり、うっかり忘れがちなので、事前にリスト化しておくことをオススメします!
粗大ごみの処分方法を検討
引っ越しを機に、使い古した家具や家電を買い替える方も多いのではないでしょうか。
その際気をつけなければならないのが、家具家電の処分方法。
大型家電や家具などは粗大ごみにあたるため、通常のごみ収集で回収してもらうことはできません。
粗大ごみの処分方法としては、大きく分けて2つあります。
①リサイクルショップなどに持ち込み買い取ってもらう方法
②自治体か回収業者に連絡の上、回収費を払って処分してもらう方法
ただし、②の場合は引っ越しが重なる3~5月にかけて、自治体や回収業者に依頼が殺到し、なかなか引き取ってもらえないケースも多いのでご注意を!
あらかじめ余裕をもって、処分方法を決めておくと良いでしょう。
引っ越し1~2週間前に済ませる手続きリスト一覧
引っ越し手続き | 場所 | 流れ |
---|---|---|
電気の使用中止 | 自宅 | インターネット・電話で申し込み |
ガスの使用中止 | 自宅 | インターネット・電話で申し込み |
水道の使用中止 | 自宅 | インターネット・電話で申し込み |
NHKの停止 | 自宅 | インターネット・電話で申し込み |
郵便物の転送 | 自宅・郵便局 | インターネット・電話もしくは郵便局で申し込み |
金融機関の住所変更 | 自宅・各金融機関 | インターネット・電話もしくは各金融機関で申し込み |
スマホの住所変更 | 自宅・各社営業所 | インターネット・電話もしくは、各社営業所で申し込み |
新聞や牛乳などの配達 | 自宅 | インターネット・電話で申し込み |
引っ越しの1~2週間前になったら、ガス・電気・水道といったライフラインの手続きを行いましょう。
その際、NHKや銀行、郵便局、携帯会社などの住所変更も一緒に行うと、漏れなくスムーズに新生活をスタートできますよ!
また、今住んでいる自治体以外の市区町村へ引っ越す場合も、引っ越し日の1~2週間前から役所の手続きを始めると◎。
電気・ガス・水道の使用中止やNHKの停止
電気・ガス・水道といったライフラインの手続きや、NHKの停止・変更手続きはインターネットで一括して行うことができます。
自宅で時間帯を問わず手続きができるので、忙しいときも助かりますよね!
インターネットでの手続きに不安を感じる場合は、電話でも申し込みができます。
自分がやりやすい方法で申し込み手続きを済ませましょう!
郵便物の転送手続き
意外と忘れがちなのが、郵便物の転送手続き。
この手続きをしておくと、旧家に郵便物が送られてきても、自動で新居へ郵便物を転送してくれます!
転居ハガキと入れ違いで郵便物が送られてきても、これなら安心ですよね。
こちらはインターネット、あるいは郵便局でも手続きができます。
忘れないよう、ライフラインの手続きと一緒に済ませてしまうと良いでしょう。
金融機関の住所変更手続き
銀行・クレジットカード・生命保険といった金融機関に登録してある住所も、変更手続きを行う必要があります。
基本的には各社のHPもしくはアプリなどで変更できますが、不安な場合は窓口で行ってもOK!
忘れたまま放置してしまうと、その後の手続きに時間がかかることも。
カンタンな手続きで変更可能なため、ライフラインの手続きとあわせて行うことをオススメします。
スマホの住所変更手続き
スマートフォンなどの携帯会社にも、新しい住所を連絡する必要があります。
基本的にはインターネット上で完結するケースがほとんどですが、引っ越しを機に契約を見直したい場合は窓口にいくこともオススメです。
他の住所変更と一緒のタイミングで、忘れずに変更手続きを行いましょう!
新聞や牛乳など配達サービスの手続き
新聞や牛乳といった配達サービスを利用している場合は、必ず引っ越し前に住所変更手続きを行いましょう。
配達サービスの場合、月ごとに料金を請求されるケースが多いため、早めに手続きを済ませておくことと余分な出費を抑えられますよ。
引っ越し先でも同様のサービスを継続したい場合は、まず新居が対応可能エリアなのか確認の上あらためて手続きを行う必要があります。
新居が他の市区町村の場合に必要な手続き
引っ越し先が今住んでいる自治体と異なる場合、引っ越し前に転出届を出しましょう。届け出が受理されると『転出証明書』をもらえます。失くさないよう保管しておきましょう。
その際、以下の手続きも一緒に行うと、とっても便利ですよ!
・国民健康保険の資格喪失手続き
・印鑑登録を廃止する手続き
・児童手当や介護保険の手続き
・ペットの登録事項変更届
引っ越し当日にする手続きリスト一覧
やること | 注意事項 | |
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旧居ですること | ・電気や水道の使用停止 ・ガス停止の立ち合い ・鍵の返却 |
引っ越しシーズンの3~5月は業者が捕まらない場合も多いので、余裕をもって停止手続きを行うとよいでしょう。 |
新居ですること | ・電気や水道の使用開始 ・ガス開栓の立ち合い ・ご近所さんや管理人に挨拶 |
引っ越し当日はバタバタしがち。いつどの業者がくるのか、タイムスケジュールを作っておくと◎! |
引っ越し当日やその前後は、荷物の運搬などでバタバタしがち。
やることリストを作っておくのはもちろん、タイムスケジュールまできちんとまとめておくと「うっかりミス」を防ぐことができますよ!
新居の掃除など、前日までに済ませられることも出来るだけ済ませてしまいましょう。
引っ越し当日に旧居ですること
・電気や水道の使用停止
・ガス停止の立ち合い
・鍵の返却
引っ越し当日に旧居ですることは、主に上記3つです。
気をつけるポイントとしては、荷物の運び出しの時間帯。
引っ越し作業が日中であれば、電気がなくても問題ないかもしれませんが、真っ暗な中荷物を外に運び出すのは大変ですよね。
また、引っ越し業者でバタバタしているときに、ガス会社の人まで来てしまうと、時間通りに対応できないことも。
なるべく各業者の訪問時間がバッティングしないよう、タイムスケジュールを組みましょう。
引っ越し当日に新居ですること
・電気や水道の使用開始
・ガス開栓の立ち合い
・ご近所さんや管理人に挨拶
新居にやってきたら、上記3つを済ませてしまいましょう。
電気や水道が使用できるか確認の上、ガスの開栓立ち合いまで済ませたら、ライフラインの手続きはほぼ完了です。
後は料金の支払い方法をきちんと設定するだけ。
水道は、各水道局から案内が届いているケースが多いので、申し込み用紙に口座番号など支払いに必要な情報を記入して、ポストに投函しましょう。
引っ越しに関する作業が終わったら、次は近隣住宅への挨拶回り!
疲れがたまっているかもしれませんが、早めに挨拶しておくことで、良好なご近所関係を作れますよ。
引っ越し後2週間以内にする手続きリスト一覧
引っ越し手続き | 場所 | 流れ |
---|---|---|
転居届・転入届を提出 | 役所 | 必要書類を記入の上提出 |
子供の転校・転園 | 学校・保育園 | 電話で連絡の上必要書類を提出 |
不動産登記の住所変更 | 法務局 | 必要書類を用意の上提出 |
運転免許証の住所変更 | 警察署・運転免許センター・運転免許試験場 | 必要書類を用意の上提出 |
自動車関連 | 地方陸輸局・運輸支局・自動車検査登録事務所 もしくは軽自動車検査協会の事務所・分所・分室 |
必要書類を用意の上提出 |
ペットの登録事項変更 | 役所・保健所 | 必要書類を用意の上提出 |
新居への引っ越しが終わった後も、手続きの必要なものがいくつかあります。
引っ越し前の手続きと異なり、WEB上で申し込めるものは少ないため、事前に行く日を決めて一気にやってしまうのがおすすめですよ!
転居届・転入届を役場に提出
引っ越しが終わった後は、転居・転入届(他自治体から引っ越してきた場合)を提出します。
その際、以下の手続きも同時に行うと便利です。
・国民健康保険などの手続き
・印鑑登録手続き
・児童手当や介護保険の手続き
・マイナンバーの住所変更
子供の転校・転園の手続き
引っ越し後の転校・転園手続きも、引っ越し前の手続きと基本的な流れは変わりません。
ただ、新しく学校に転入する形になるため、最初に問い合わせる先は学校全体の窓口となります。
手続き内容は公立校か私立校かで異なるため、電話で必要書類を確認し、手続きを進めると良いでしょう。
不動産登記の住所変更
不動産を所有している場合は、所有者の住所が変わった旨を法務局に届け出る必要があります。
うっかり忘れてしまっても罰則などはありませんが、のちのち物件を売却する際に手続きが複雑になるため、引っ越しの度に変更届を出しておきましょう。
運転免許証の住所変更
運転免許証は警察署・運転免許センターもしくは運転免許試験場で『記載事項変更』手続きができます。
本人確認書類など必要書類を用意して、申し込みに行きましょう。
自動車関連の手続き
自動車関連の手続きは、所有している車の種類によって申し込み先が異なります。
軽自動車:軽自動車検査協会の事務所・分所・分室
その他の車:地方陸輸局・運輸支局・自動車検査登録事務所
こちらも運転免許証の変更手続きと同様、必要書類(本人確認書類など)を用意し、申し込み先に出向く必要があります。
パスポートの住所変更手続き
単に住居が変わっただけであれば、パスポートの住所変更は必要ありません。
後ろのページに住所の記入欄があるので、そこを書き換えればよいでしょう。
ただし、本籍の住所を変更した場合には、パスポートセンターでの手続きが必要になります。
ペットの登録事項変更手続き
ペットを飼っている場合は役所・保健所に行き、『登録事項変更届』を提出しましょう。
インターネット上での申し込みはできないので注意してください。
引っ越しは手続きが沢山!一覧リストをチェックして抜かりなく
物件決めから荷物の整理まで、やることがたくさんある引越し作業。
うっかり必要な手続きを忘れてしまわないよう、チェックリストを作っておくと安心です。
リストの中には「いつまでに」「何の手続きを」「どこで」「どんなものを用意して」やらなければならないのか、明確化しておくと分かりやすいですよ!
紙に書き出すのもよいですし、リマインダー機能付きのアプリなどを使ってまとめておくと便利です。
自分なりのまとめ方で、抜かりなく引っ越し準備を進めましょう!