トイレ掃除のやり方を解説!簡単に汚れを落とす方法とは?

家の中で、臭いや汚れが気になりやすい場所であるトイレ。
「トイレを掃除しよう!」と思っても、どこから手をつければよいのか迷ってしまいますよね。

間違った順番で掃除をすると、かえって汚れを広げる可能性も。
トイレ掃除を始める前に、正しく効果的な方法を理解しておきましょう。

今回はトイレ掃除のやり方や頻度、汚れを予防する方法を解説します。
おすすめグッズや毎日掃除するコツもご紹介するので、ぜひご覧ください。

 

トイレ掃除の基本のやり方

トイレ掃除は「上から下へ」と「奥から手前へ」が基本です
場所の順番は「便器→壁→床」がおすすめですよ。

正しい手順で掃除をしないと、汚れを広げてしまう場合があります。
それでは、場所ごとに正しい掃除方法を見ていきましょう。

まずは動画で、トイレ掃除のやり方をチェックしてみてください。

トイレの便器

トイレの便器を掃除する手順は、以下の通りです。

・タンク部分を拭く
・電源を切りプラグをコンセントから抜く(温水洗浄便座の場合)
・便座本体を便器から取り外す(温水洗浄便座の場合)
・便座を拭く
・便座の内部に洗剤をスプレーして数分おく
・ブラシで便器の中をこする
・フタや側面、下部を拭く

便座やフタを拭くときは、トイレ用のお掃除シートを使うとよいでしょう。
使用後はそのまま流せるので、清潔かつ便利です。

温水洗浄便座を取り外せば、便器との隙間までキレイにできます
なお、メーカーによって外し方は異なるので、事前に取扱説明書を確認してください。

便器と床のつなぎ目部分は、意外と汚れがたまっています。
トイレシートを使用して、ホコリや飛び散った尿を拭き取りましょう。

トイレの壁

トイレの壁は、飛び散った尿や水ハネで思った以上に汚れています。
放置していると雑菌が繁殖し、悪臭の原因となるので注意が必要です。

便器の両脇や腰の高さまでの部分が、特に汚れやすいですね
トイレ用のお掃除シートで、しっかりと除菌してください。

トイレの床

トイレの床はホコリと尿によって、雑菌が繁殖しやすい場所です。
コロコロでホコリを除去したあと、トイレ用のお掃除シートで拭きましょう

「ホコリを取るなら掃除機を使ったほうが早い」と思うかもしれませんが、掃除機はおすすめできません
なぜなら、掃除機のヘッドに雑菌が付着して、他の部屋に広がってしまうからです。

もし掃除機を使った場合は、ヘッドを除菌クリーナーで拭いて、中のゴミを処分しましょう。

 

【場所別】トイレ掃除の頻度

毎日すみずみまでトイレ掃除をするのは大変ですよね。
そこで、掃除すべき頻度を場所別にまとめました。

毎日1回
・便器
・便座

週1~2回
・便座カバー・マット
・ドアノブ・ペーパーホルダー

週1回
・便器の黄ばみ・黒ずみ
・床
・壁
・ウォシュレット

月1回
・便座と便器本体のすきま
・トイレタンク
・収納棚
・トイレブラシ
・トイレスリッパ

半年に1回
・脱臭フィルター
・換気扇

便器の中をブラシでこすり、便座を拭くのは「約5分」で完了します

毎日掃除する習慣が身につけば、汚れがつきにくくなりますよ。
「全然汚れが落ちない……」と悩むことも減るでしょう。

清潔な状態を維持するには「毎日数分の掃除時間を設けること」が大切です。

 

トイレ掃除における洗剤の使い分け

トイレ掃除では、落としたい汚れによって洗剤を使い分ける必要があります
洗剤の種類ごとに、落とせる汚れを表にまとめました。

洗剤の種類 落とせる汚れ
中性洗剤 軽い汚れ
酸性洗剤 尿石や水アカ
塩素系漂白剤 黒ずみやカビ

 

中性洗剤は軽い汚れを落とせるので、普段のお手入れに向いています。

酸性洗剤と塩素系漂白剤を混ぜると、塩素ガスが発生するので危険です。
洗剤の取り扱いには、十分に注意しましょう。

 

トイレの黒ずみを掃除する手順

便器の中の黒ずみは、ホコリやカビが原因です
トイレの黒ずみを掃除する手順は、以下の通りです。

・トイレの水を抜く
・便器内にトイレットペーパーをしく
・黒ずみが気になる部分に塩素系漂白剤をかける
・15分~1時間放置する
・水を流す

水を抜いたりトイレットペーパーをしいたりすると、黒ずみに洗剤をより密着させられます。

汚れの程度によって、放置する時間を変えましょう。
軽い汚れであれば、15分放置するだけで落とせます。

 

トイレ掃除の黄ばみ(尿石)を掃除する手順

黄ばみは水アカの一種である「尿石」によるもので、便座の裏や便器のフチに付着しやすいです
こびり付くとなかなか取れないため、放置している方もいるのでは。

トイレの黄ばみは、以下の手順で掃除しましょう。

・トイレの水を抜く
・便器の中にトイレットペーパーを貼る
・黄ばんでいる箇所に酸性洗剤をかける
・30分~1時間放置する
・水を流す

基本的な手順は黒ずみの場合と同じで、黄ばみの場合は「酸性洗剤」を使用します。
洗浄力の強い洗剤は、手につくと肌荒れを引き起こす可能性があるので、ゴム手袋を着用してください。

 

トイレ汚れを防止する3つの方法

トイレ汚れを防止する3つの方法をピックアップしました。

①トイレ汚れを予防するアイテムを使う
②こまめにお手入れをする
③トイレの使い方を工夫する

汚れを防止すれば、掃除1回当たりの労力を削減できますよ。
以下で、詳しく解説していきます。

①トイレ汚れを予防するアイテムを使う

汚れを予防するアイテムを使うと、トイレ掃除の手間を削減可能です
たとえば、以下のようなタイプの汚れ防止アイテムがあります。

・手洗い部分につるす
・便器内にスタンプを押す
・タンク内につるす
・スプレーでコーティングする

②こまめにお手入れをする

正しい方法・順番を実践していても、掃除する頻度が低ければ汚れがこびりついてしまいますよ

頑固な汚れは磨くだけでは取れないので、長時間汚れと格闘することに……。
「より一層トイレ掃除が面倒になって掃除頻度が低くなる」という悪循環になるかもしれません。

毎日5分だけでもトイレを掃除する習慣を身につければ、清潔な状態をキープできます
日常的に続ける自信がない方は「トイレ掃除を毎日続けるコツ」も要チェックです。

③トイレの使い方を工夫する

トイレの使い方を工夫すると、掃除の手間を減らせるんです。
すぐに真似できる簡単なアイデアを、3つご紹介します。

・座って用を足す
・定期的に水を流す
・排便する前にトイレットペーパーをしく

立って用を足すと、どうしても広範囲に尿が飛び散ってしまうもの。
座っているか・立っているかで、トイレの汚れ方が大きく異なります

公共のトイレでは、定期的に水を流すことで汚れを防止しています。
水をためたまま放置すると、雑菌が繁殖しやすいからです。
特に自宅に複数のトイレがある場合は、あまり使わないトイレでもこまめに水を流しましょう。

排便する前にトイレットペーパーをしくことで、水ハネをある程度予防できます。
また、便がスムーズに流れるので、便器に汚れが付着しにくいです。

 

臭うときは要チェック!トイレ掃除で見落としがちなポイント

「トイレを掃除したのに、なんだかまだ臭う……」という経験はありませんか。
そんなときにチェックしてほしい、見落としがちなポイントをご紹介します。

・ノズル
・ドアノブ
・便器と床のつなぎ目
・便座と便器本体のすきま
・収納ケース
・便座カバーやマット
・トイレで使用するタオル
・トイレットペーパーホルダー

ドアノブはトイレを済ませたあとに触るので、菌が繁殖しやすい部分。
ノズルから出る水は、肌に直接触れるので特に清潔に保ちましょう。

メーカーによっては、ボタンを押すだけでノズルを自動洗浄する機能がついている場合があります。
汚れがなかなか落ちないときは、ノズルを歯ブラシで直接洗ってみてください。

カバーやマットに尿がしみ込むと、悪臭の原因になります
トイレで使用する布類は、週に1〜2回のペースで洗濯するのがおすすめです。

トイレが臭うときは、上記の箇所が汚れていないかを見直しましょう。

 

トイレ掃除を毎日続けるコツ

トイレ掃除を毎日続けるコツは、以下の通りです。

・取りやすい場所に掃除グッズを置く
・こすらなくてよい洗剤を選ぶ
・毎日全部の場所を掃除しなくてもOK
・洗剤の待ち時間を活用する
・トイレ掃除をルーティン化する

掃除を始めるまでのアクションが多いほど、やる気がダウンしがちです。
掃除グッズは目に入りやすく、取るのが簡単なところに置きましょう

こすらなくてよい洗剤を使えば、ブラシを用意しなくてよいので楽ちんです。
すみずみまで掃除しようとすると、毎日続けるのが大変ですよね。
毎日掃除するのは、汚れやすいポイントに絞って問題ありません

洗剤をかけてから待つ時間を、ドアノブを拭いたりタオルを交換したりして活用すると、掃除1回にかかる時間を短縮できます。

歯磨きや洗顔など、ルーティン化した作業は苦痛に感じにくいです。
まずは「1週間だけでも続けよう」という気持ちで継続して、ルーティン化を目指すことがポイントです。

 

トイレ掃除のおすすめグッズ3選

最後に、トイレ掃除のおすすめグッズを3つピックアップします。

①スクラビングバブル流せるトイレブラシ
②トイレクイックル
③超撥水コーティング剤

便利なポイントや使い方を解説するので、ぜひ参考にしてくださいね。

①スクラビングバブル流せるトイレブラシ

「スクラビングバブル流せるトイレブラシ」は、使い切りタイプでそのままトイレに流せます。
表面がデコボコ加工なので、汚れをしっかりと落とせます。

専用ブラシを使用しても、そのまま手で洗ってもOK。
半分にさいて、さらにカットしても使えるんだとか。

②トイレクイックル

「トイレクイックル」はトイレの壁や床、フチ裏など、さまざまな場所を拭けるアイテム。
厚手で丈夫なので汚れが手につきません。

使用後はそのままトイレに流せて衛生的です。
「ちょっとだけ掃除したいので1枚使うのはもったいないな……」なんてときは、半分に切って使うとよいですね。

③超撥水コーティング剤

汚れを防止して、カビの発生も防ぐ「超撥水コーティング剤」。
掃除後にスプレーして2〜3分おいてから流すと、トイレが撥水コーティングされます。

トイレ以外だけでなく、キッチンやお風呂にも使えますよ。
汚れを防止すれば、毎日の掃除が少し楽になりますね。

 

トイレが清潔だと毎日気持ちよく過ごせる

今回はトイレ掃除のやり方や頻度、汚れを防止する方法をご紹介しました。

トイレは便器から壁、床の順番に掃除すると効果的です。
掃除をしても臭いが気になるときは、便器と床のつなぎ目に汚れがたまっていないかを確認しましょう。

さらに「座って用を足す」や「定期的に水を流す」など、使い方次第でトイレの汚れを予防できますよ。

 

 

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