「排水溝はどう掃除をすれば良いの?」
「排水溝が汚れるのはどうして?」
「掃除するのに便利な洗剤って?」
自宅のよく使う水回りの排水溝掃除は、ポイントを抑えると、掃除初心者や苦手な人でも、手間をかけずにキレイにできます。
なぜなら、排水溝の汚れはパターン化されていて、汚れを効率的に掃除する方法や洗剤が決まっているためです。
そこで今回は、洗濯機の排水溝の掃除方法とともに、汚れの原因やキレイを保つ方法に加え、排水溝掃除に便利な洗剤を順番にお伝えします。
◆洗濯機の排水溝の掃除方法
洗濯機は使う頻度が多い一方で、排水溝は見えにくくて普段掃除されにくい場所なため、大掃除などを活用して掃除機会を作るのが重要です。
万一、排水溝がつまり、洗濯機が使えなくなったり壊れたりすると、洗濯が滞るだけでなく、修理や買い替えの経済的な負担も大きくなるためです。
そのため、洗濯機の排水溝を掃除する際には、掃除のポイントを抑えてから、効率的・効果的に掃除を進めるのがポイントです。
◆洗濯機の排水溝のつまり・汚れの原因
洗濯機の排水溝におけるつまりや汚れは、4つの原因があります。
基本的には、洗濯時の排水に含まれるゴミやカスが、排水口付近や排水溝内部で蓄積されるとつまりが発生します。
つまり・汚れの原因 | つまり・汚れへの影響 |
髪の毛 | 髪の毛を放置すると、水の流れを抑止してつまりの原因になる |
糸くず | 堆積された状態を放置すると、水の流れを抑止してつまりの原因になる |
洗剤カス | 洗剤のぬめりが排水溝に残っている髪の毛と合わさると、大きな汚泥になる |
皮脂汚れ | 皮脂が排水溝に溜まると、排水溝のぬめりの原因になる |
◆洗濯機の排水溝掃除の実例その1
排水溝掃除にはパイプクリーナーを利用し、ラップで排水口を覆うことでつけ置きの際に出てくる臭いの防止をします。
さらに、排水口パーツと排水ホースには、希釈する手間が省ける塩素系漂白剤の泡ハイターを吹きかけて汚れを落とします。
ホース内の汚れを落とす際に、ホースを洗濯機に養生テープで留めて洗剤が漏れ出ないように工夫しましょう。
自宅の洗濯機の排水ホースを取り外せたり、ホースの向きを変えられるならば、ホース内部もキレイにしてしまいましょう。
◆洗濯機の排水溝掃除その1:排水口パーツの掃除方法
洗濯機の排水口との接続パーツは取り外しができるため、取り外してから掃除をします。
まず、洗濯機の電源コンセントを抜き、給水蛇口を締めたら取扱説明書などを確認しながら取り外します。
取り外せるパーツは、3〜4点ほどです。
●排水ホースと排水口をつなぐ「エルボ」
●エルボの受け側になる「目皿」
●排水口に接続される「排水トラップ」「排水筒」
外したパーツに付着した目に見えるゴミは雑巾などで拭き取り、ぬめりなどがある場合はお風呂用の中性洗剤を付けてこすり洗いをしましょう。
ぬめりがひどい場合には、重曹などアルカリ性の洗剤を利用すると効果的です。
◆洗濯機の排水溝掃除その2:排水口の掃除方法
排水口の掃除では、汚れの状況に合わせて、洗剤の選択が重要です。
汚れがさほど目立っていない場合には、重曹とクエン酸を2:1の比率で順番に排水口に入れて、30分ほど放置して汚れを浮き上がらせるのが効果的です。
その際、重曹を入れてから10分程度置いておくと、皮脂汚れや洗剤カスが分解されて、より汚れが取りやすくなります。
汚れがひどい場合には、市販のパイプクリーナーを入れて30分程度経ってから、排水口から水が漏れないように流すのがポイントです。
排水口に入れた洗剤を洗い流せたら、排水口パーツを取り付け直し、蛇口の解放と電源コンセントを再挿入したら、洗濯機の排水溝掃除は完了です。
◆洗濯機の排水溝のキレイを保つ方法
洗濯機の排水溝を何度も掃除しなくても済むように、日頃から排水溝が汚れにくいような工夫をしておくのが肝心です。
大きな手間をかけずにできる、排水溝のキレイを保てる方法は4つあります。
1.洗濯槽を定期的に掃除して、洗濯槽内部の汚れが蓄積され、排水口でのゴミやぬめり堆積を予防
2.糸くずフィルターをこまめに掃除して、フィルターに入らなかった糸くずやゴミが排水口に流れるのを防止
3.排水ホースの交換して、ホース内部に付着した汚れが排水溝に流れるのを予防
4.お風呂の残り湯での洗濯をやめて、余計な皮脂汚れや髪の毛が洗濯機に流れ込むのを防止
洗濯機の掃除が習慣化されていない人は、キレイを保つ方法を1つずつできることから取り入れていきましょう。