「排水溝はどう掃除をすれば良いの?」
「排水溝が汚れるのはどうして?」
「掃除するのに便利な洗剤って?」
自宅のよく使う水回りの排水溝掃除は、ポイントを抑えると、掃除初心者や苦手な人でも、手間をかけずにキレイにできます。
なぜなら、排水溝の汚れはパターン化されていて、汚れを効率的に掃除する方法や洗剤が決まっているためです。
そこで今回は、お風呂の排水溝の掃除方法とともに、汚れの原因やキレイを保つ方法に加え、排水溝掃除に便利な洗剤を順番にお伝えします。
◆お風呂の排水溝をキレイにする方法
お風呂の排水溝掃除は、お風呂を快適に利用するためには非常に重要です。
排水溝掃除をしていないと、汚れがたまり、お風呂内に悪臭がたまる原因になるためです。
そこで、お風呂の排水溝をキレイにするために抑えておくべきポイント3点による掃除実例をご紹介します。
◆お風呂の排水溝のつまり・汚れの原因
つまり・汚れの原因 | つまり・汚れへの影響 |
髪の毛 | 洗髪などによって抜け落ちた髪の毛を放置すると、水の流れを抑止してつまりの原因になる |
皮脂汚れ | 体洗いで流された垢や皮脂が排水溝に溜まると、排水溝のぬめりの原因になる |
せっけんカス | せっけんのぬめりが排水溝に残っている髪の毛と合わさると、大きな汚泥になる |
カビ | エサである皮脂汚れやせっけんカスによって繁殖し、不快な臭いや黒ずみの原因になる |
排水溝のつまりや汚れを解消するには、原因をキレイに取り除く必要があり、それぞれの原因の特性にあった掃除が肝要です。
◆お風呂の排水溝掃除その1:排水口カバーやヘアキャッチャーの掃除方法
お風呂の排水溝掃除の取っ掛かりは、排水口カバーやヘアキャッチャーの掃除です。
排水口カバーやヘアキャッチャーは、他の場所に比べてお湯や水で汚れが流れやすい場所のため、洗浄力が弱い中性洗剤でも汚れが取れやすいです。
それぞれのパーツを排水口から外して髪の毛など目立ったごみを事前に取り除いたら、中性洗剤をかけます。
中性洗剤を付けたら、使い古しの歯ブラシを使って、指が届きにくい箇所をこすりましょう。
最後にお湯で洗剤を洗い流せば、排水口カバーやヘアキャッチャーの掃除は完了です。
◆お風呂の排水溝掃除その2:排水口の掃除方法
次は排水口掃除では、重曹とクエン酸を使い、炭酸泡を活用して排水口の汚れを取り除くのが効率的です。
重曹とクエン酸の量は2:1の割合で使い、先に重曹を排水口に振りかけてから、その後クエン酸を加えます。
その後、お湯をかけて発泡を確認できたら、30分程度そのままにしておきましょう。
この待ち時間に排水口カバーやヘアキャッチャーの掃除をすると、時間を有効活用できます。
30分経過したら、使い古しの歯ブラシやスポンジを使い汚れをこすり落とせたら、最後にお湯で泡と汚れを洗い流すと作業完了です。
◆お風呂の排水溝掃除その3:排水溝の掃除方法
お風呂の排水口の奥にある排水溝で髪の毛などが絡み、流れが悪かったり、悪臭が気になったりする場合には、排水溝の掃除が必要です。
排水溝の奥に留まっている蓄積されたゴミや汚れは、次亜塩素酸ナトリウム入りのパイプクリーナーの利用が効果的。
次亜塩素酸ナトリウムは、髪の毛や皮脂汚れなどのタンパク質を溶かせるためです。
洗剤ラベルなどに記載された必要量を排水溝に流し入れ、規定時間をつけ置きした後、十分な水で洗い流します。
パイプクリーナーは酸性洗剤と混ぜると有害ガスが出るため、利用前には他の洗剤が残っていないように洗い流し、換気しながら利用しましょう。
◆お風呂の排水溝のキレイに保つ方法
お風呂の排水溝をキレイに保つ方法として、効果的な方法は3つあります。
1.アルミホイルをヘアキャッチャーに入れておくと、金属イオンの殺菌効果でぬめりを防止
2.お風呂から上がる際に、ヘアキャッチャーから髪の毛を除去
3.排水口カバーを設置して、髪の毛やせっけんカスなどのが排水溝への流出を予防
お風呂の排水溝におけるつまりや汚れ、臭いの原因になるモノが排水口や排水溝に流れたり留まったりしないようにしましょう。